知識経験、見る目が無ければ、雑草や石を見ても違いが分から無からず、全て草、全て石ころといったように、同じものであると思われたりします。
また整体や整骨院をいくつか行ったなら、それが全てであるかのような錯覚を持ち、いくつか行って治らなければ、整体を行っても治らないと考えるようになるでしょう。
確かに同じような質の整体が殆どではありますが、全く違うレベルの先生もいるものです。
合気道にしても、全て同じものであると考えられがちなため、合気道の先生が、全て塩田剛三先生の様な達人であると思われたり、
合気道をやっている人が表に出たりすると、その人が合気道界の代表とされてしまいますが、そうではありません。
野球をやったからと言って、全員がイチローや大谷選手でもないし、学校の先生だから、皆同じ教え方だとか、医者だから皆いい医者とか、
警察官や裁判官だから、正義感があるとか、政治家だから全ての政治家が、皆国民や日本のことを考えているのではないように、全てに違いがあり、個人的な問題であったりします。

合気道の開祖は、時代によって教え方が変わって行っため、どの時代の影響を強く受けているのかによって、同じ弟子でも考え方や合気道が違いました。
またそこから流派の様なものが派生していき、合気会、養神館合気道、心身統一合氣道など、様々な組織、団体が作られていき、違い、特色などが出て来ますが、
更に同じ流派、組織であっても、下部組織や団体があり、場所や道場が違えば、先生や道場生、雰囲気なども全く違うこともあるため、
同じと考えず色々な合気道、道場、先生の違いを体験してみて、自分に合った合気道を探しててみるのがいいのではないかと思います。
札幌女性合気道ではどこの組織にも所属していないため、いい所は取り入れるなど、組織の枠に囚われない合気道で、パークゴルフ感覚、フィットネスクラブ感覚の合気道ではなく、
合気道を人生の糧として、理に適った体の使い方や、自分と向き合い、氣付いて行くなど、合気道開祖の魂の学びの合気道を目指してます。