合気道には試合のある合気道もありますが、札幌女性合気道の合気道は、試合やスパーリンが無く、ボクシングや格闘技のように、相手と競ったり、殴り合ったりもしなければ、
ダッシュやインターバルトレーニング、ランニングといったこともしませんし、バスケットボールやバレーボールのように、身長が必要な訳でも、球技でもありません。
無駄な心と体、頭の力みを捨て、自然の理に適った体の使い方、宇宙の法則に合致したもの、日本人の心を学んでいくもので、
力の弱い女性や、体力に自信のない方でも無理なく出来ますし、実際に札幌女性合気道には、60代の女性も来て楽しんでくれています。
そうしたものは学校やフィットネスクラブなどでは、余り習ったことは無いでしょうから、今まで経験してきた体育やスポーツ、勉強とも、全く違うものになると思います。
ただ札幌女性合気道の合気道は、無理なく誰でも出来るのですが、出来るというのは、誰でも無理なく合気道が出来ると言うことで、直ぐに合気道の達人になれる、簡単に男性をぶっ飛ばせるようになるといったことではありません。
今は何でも簡単に直ぐ出来ると言われるため、努力せずに大きな結果までも手に入れられると思ってしまいますが、簡単に手に入れられるのは、小さなものまでです。
合気道が目指しているものとは、そうした小さなものではなく、合気道の開祖、植芝盛平は「地上天国の建設」と言っていましたが、そうしたもっと大きなもので、
また合気道は道の世界であるから、「道」とは少し進んだらゴールに辿り着くものではなく、一生をかけて進んで行くもの、学んでいくものになります。
そのため合気道の達人であっても、死ぬまで学び続けているぐらいです。
親歴が20年以上あっても親を極めたとか、日本にずっと住んでいるから、日本を知り尽くしたとか、人生を40年以上生きて悟りを開いた、という人は少ないと思いますが、
合気道もそうしたもので、ある意味で言えば、出来ているとも言えるのですが、「道」の考え、極めた、悟りを得たということで言えば、出来ていない、まだ先があると言うことで、それを目指しているということです。
また今は出来る、出来ないことを気にする人も多いですが、もし合気道が出来るのであれば、学ぶものが何もないため、合気道をやる必要は全くありません。
合気道は出来ないからこそ、こんな世界があるんだと面白く、学べるもので、たとえ合気道が出来ないとしても、合気道を習う価値が無いものではなく、合気道から学ぶことは数多くあります。
逆に昔の日本人は、仏教や武士道などから教えを学んだりもしましたが、今はそうしたこともなくなり、また周りで教えてくれる人、間違いを正してくれる人、叱ってくれる人がいなければ、
日々気づきや学びを積み重ねて行けず、自分の心、思考、体の癖の延長で人生を歩んで行くしかないでしょう。
人生で上手く行かない原因は、何かしらの自分の心、思考、体の癖、パタンがあるからです。
もし今の現状や自分を変えたいのであれば、それを変える必要があり、札幌女性合気道の合気道も、自分の癖の延長で行うものではなく、
自分の癖や我、エゴを捨てて変えるもの、そうしたことをすることによって、心と体を健康にし、自分を成長させ、自分の魂に気付いて行くものです。
合気道に興味のある方がいましたら、一緒に合気道の道を歩んで行きましょう。
