軸というのは元々誰もが持っていたものですが、成長と共に傷付いたりする出来事などがあって失っていきました。
しかしそうした出来事も、その時は嫌なことだったり、トラウマになったりもしたかもしれませんが、
学びとして必要だったことで、そうしたことを色々経験することによって、深みのある人間になって行きます。
逆に今まで心の傷や壁、限界などを余り経験してこなかったのであれば、さほど悩みやストレスを抱えることもなく、明るい人生だったりもしますが、
その代わり人としての深みはなく、スピリチュアル的に言えば、少し若い魂になるのかもしれません。

昔、永山則夫という連続殺人犯で死刑になった人は、生い立ちからまともな人生になれる可能性は、ほぼ不可能に近く、犯罪者にしかなれないような人生でした。
被害者などは恨んだり憎んだりして当然ですが、ただ私は、永山則夫を悪役を演じるためにやって来た、天使のような存在のようにも感じていて、
人間的感覚では悪い人間でも、スピリチュアル的な面から言えば、多くの人に気付きや学びを与えた、勇気のある魂だったのではないかと思うのです。
もう一つこれも全然分からない例で言えば、私が好きな銀河英雄伝説で、帝国軍の上級大将であるロイエンタールが後に反逆者となりますが、反逆者にならない道は、
ラインハルトの幼馴染で心優しいキルヒアイスが生きている以外は無く、ロイエンタールも反逆者にならざるを得ない人生でした。
そう考えると魂がそれを選んで来たのではないかと思ってしまいます。(アニメですけど)
また帝国軍の皇帝となったラインハルトは天才で、宇宙を統一させるのに最も重要な一人でしたが、キルヒアイスやロイエンタールよりも、若い魂だったのかもしれません。
銀河英雄伝説は、ライバルである同盟国の天才、ヤンウェンリーが強すぎることが、少しあり得ないため納得いかないのですが、このロイエンタールのストーリーや、
純粋だったラインハルトが、オーベルシュタインの影響によって少しずつ変わっていく様子が、非常に上手く描かれています。

悩みやストレスは非常に苦しいことでも、それは宇宙からのギフトであったりもするし、そうした経験をされた人、また今経験されている人は、私は素晴らしいと思っています。
しかしそんな宇宙からのギフトも、買って貰ったファミコンカセットのように、やり尽くしたり飽きて来ると、今度は違うものが欲しくなって来て、そういう人は、
札幌女性合気道の今までの常識や自分の考えとは全く違う合気道は、非常に面白く感じて貰えるでしょうし、今までとは全く想像が出来ないような違う人生が開けて来ます。
常識とは違うと、人によっては混乱したりするかもしれませんが、本質的なことをやっているだけなので、本質と違うものでも無く、
逆に同じ考え、同じ視点、同じ行動のままでは、結果も大体同じ、自分が知っているような結果な訳です。