今は多くの人が何か新しく始める時、自分に出来るか出来ないかを気にしています。
そのため札幌で合気道に興味があるけど、自分には出来ないかもと不安に思い、一歩を踏み出せないでいる方もいるかもしれません。
しかしそうした考えは非常にもったいない事で、また出来る出来ないの思考法は、勝つか負けるか、といった考えと同じようなものであり、不安やプレッシャー、プライドが強くなる原因になったり、
今は良くても、年と共に出来ることは少なくなることから、年を取った時には出来ることが少ない自分に対するストレス、負い目を抱えることにもなります。
そのため出来る出来ないとは、全く違う価値観を持てるためのヒントを今回説明します。
出来ないことはやりたくなく、自分に出来ることをやりたいとして、その自分に出来ることは何かを具体的に考えると、
たとえば歩く、立つ、座る、寝る、食べる、話す、書く、掃除、片付け、テレビ、映画、SNS、ゲーム、ドライブ、旅行、といった感じのものですが、
それをやりたいのかと言うと、料理が趣味のような人はいるにしても、そうした普段日常行っているものでは心が満たされなかったり、このままではいけないと感じて、
何か新しいものをやりたい、自分の人生に風を送りたい、風を起こしたい、新鮮な風を感じたいと思って、何か探したりするはずです。
ということは、本当の自分が探しているものは、今の自分に出来ることではなく、出来ないもの、知らない世界ということになります。
まずそれに気付いていないと、自分に出来る新しい何かを始めた時、自分のプライドを優先させたり、最初は刺激があるため、面白く感じたりしても、刺激は次第に慣れて来るため飽きてしまうし、
本当の自分、潜在意識、魂は違うものを求めているため、なんか違うと感じるなど、心が満たされません。
またそうした自分の意識と潜在意識がギャップを起こしたままでは、エゴの方の自分の意思や考えで選ぶことになり、形が変わるだけで同じことの繰り返しになります。
少し話が変わりますが、最近の若者は、どうして盗んだバイクで走りださなければいけないのかが分からないなど、尾崎豊さんの歌詞に共感出来ず、その反面、虚しさを感じているそうですが、
それは夢持て、自分の好きなことをやれと言われ、上から押さえつけられることが無くなった分、反感、反発といったものが無くなったものの、
表面的なことばかりしているために、本当の自分、潜在意識、魂が分からず、それらが求めている本当に好きなことをやっていないからでしょう。
親にしても、子供が口先で言っているのか、心から言っているのかを判断せず、口先やエゴで言っていることを真に受けてしまうと、色々おかしなことになってしまいます。
今まで何かモヤモヤしていた、心が満たされなかった感じがあれば、それは普段自分が意識していること、考えていることと、潜在意識がギャップを起こしているからですが、
今の自分のパタンや、今の自分の延長の頭による判断では、表面的なものやエゴの選択しがちになるため、同じことの繰り返しです。
それを変えるには、形ではなく質を変える必要があり、そのためには自分の頭やエゴに従うのではなく、本当の自分の気持ちに気付いてあげたり、本当の自分に従ってあげることで、
また出来るか出来ないかが、最も大事であると思っているのは、今までそうした価値観を教えられて来たり、それを信じて自分でそう思い込んでいるだけで、魂は出来るとか出来ないことに、全く拘りはありません。
しかし今までその価値観が正しいと教えられたり、強く信じて来た人ほど、それは違うよと言われても、だったら何を信じたらいいのか、何が重要なのか、一体何が正しいのか分からず頭が混乱したりしますが、
人生で大事となることは、出来るとか出来ないといった結果ではなく、プロセスや中身で、それらに見方、捉え方、価値観を切り替え、プロセスや中身を大事にして楽しむことです。
札幌女性合気道では、バク転みたいなことはしないし、体育会系のような厳しい練習、辛い稽古のようなことも行わなければ、試合もスパーリングもないため、武道や合気道の経験がない、運動や体力に自信のない女性など、誰にでも出来ます。
実際に体に問題を抱えている女性が、札幌女性合気道に来て合気道を続けているほどです。
しかしその反面、札幌女性合気道の合気道は出来ない合気道でもあります。
札幌女性合気道に、週3回、2年以上通っている非常に熱心な女性がいますが、最初来た時は、1年か2年でもやれば出来るようになると思っていたのか、
「どれくらいで出来るようになりますか?」などと聞かれたのですが、習う内、本当の合気道の奥の深さ、難しさを知り、「遠い~っ!!」と言っていました。
また今でも札幌女性合気道で考えるレベルで言えば、出来ているとは言えないし、他にも出来ている人はいません。(ついでに言うと、体の使い方を教えたりするため、部分的には合気道を20年以上やっている人以上に、出来ているものがあったりはします)
だからと言って、合気道が面白くないのか、学ぶ価値が無いのか、人生の役に立たないのか、というのは全く関係ない事で、
今でも合気道の稽古が終わった後、「面白かったです」と言ってくれたり、それだけ面白いからこそ、合気道にはまって熱心に来てくれているのです。
本当はむしろ、出来ないからこそ面白いのであって、ゲームと同じで、直ぐ出来るものなど飽きてしまい、続けることは出来ません。
今の日本人は、「道」の世界をすっかり忘れてしまい、「道」と言っても、コンビニまでの道、イオンまでの道、札幌から岩見沢までの道のような感覚を持たれていますが、
「道」とは、数回習ったとか、1,2年習った程度で出来るものではなく、一生かけて突き進んで行くもので、また一生かかってもゴールなどありません。
合気道の達人として名高い、塩田剛三先生は、70歳を過ぎて、「最近少し合気道が分って来た」とおっしゃっていたそうで、
達人がそのレベルであれば、凡人がとても合気道が分かったなど、恥ずかしくて言えるものではなく、ましてや初心者であれば、分かったとか分からないとかのレベルではないのです。
そのため札幌女性合気道の合気道は、絶対に出来るものではないですが、同時に誰にでも出来るものでもあるし、またたとえ出来なくても、札幌女性合気道では体の不思議や奥深さを体験したり、学んだりしていくもので、またそうしたことが好きな人は、楽しんで貰える合気道です。
最近体験に来てくれた40代の女性も、札幌女性合気道に入ってくれましたが、
「余りにも初心者で、丁寧に教えて下さって、感謝いたします。合気道の不思議な部分が興味深く、体に無意識に力が入ってしまう私に合っていそうな気がしました。何より、お話がとても面白く楽しかったです。」
という大変嬉しい感想をくれました。
これも入会を決めてくれたのは、出来る出来ないという以上に、面白かったこと、興味深かったこと、自分の課題を乗り越えるのに役に立ちそうなことだと思います。
同じようにもし札幌女性合気道に興味を持ってくれているのであれば、出来るか出来ないかや自分の頭の考えより、
まず本当の自分はどうしたいのか、魂の自分が札幌女性合気道のブログに触れてどう感じたのか、といった感じで、本当の自分の気持ちを聞いて、本当の自分に従ってみて下さい。
また体験であれば一回無料で体験出来ますし、体験をしたからと言って、命を取られることも、借金を背負うこともなければ、もしそれが間違いだったとしても、人生においてそんなものは間違いの内に入りません。
しかしそれを一度も間違うこともなく、何でも一発で決めようと考えていれば、プレッシャー強くかかり、失敗を恐れて身動きが取れず、行動が遅くなってしまいます。
その場合は、普段からもっと間違いを重ねて、間違う自分を許し、間違い慣れをした方がいいです。
またもしそうした間違うことにプレッシャーを感じるのであれば、練習のような感じで、他の合気道をいくつか体験に行かれて、最後に本命の札幌女性合気道に行くなど、
その中で、札幌女性合気道が良かったのであれば来て貰えればいいし、他の合気道で良かったのがあれば、自分に合ってそうな合気道を選ばれたらいいと思います。
気軽に体験にいらして下さい。
折角のついでに、尾崎豊さんの好きな曲で、余り知らないだろう曲をいくつか紹介します。
デビューライブで歌った「愛の消えた街」。
知っている方もいるかもしれませんが、「forget-me-not」。
これは余り知らないでしょう。「失くした1/2」
この曲も好きです。「ドーナッツショップ」
夜のヒットスタジオに出た時の「太陽の破片」。