札幌女性のための合気道

札幌の女性のための合気道。札幌、西区、手稲区、中央区、北区、東区、銭函、小樽、石狩で合気道、護身術に興味のある女性、一緒に合気道やってみませんか?プロの整体師、プロのスポーツトレーナーが合気道を教えています。

札幌女性合気道で学ぶ安全な逃げ方

護身術では、色々なテクニックを習うものの、逃げることが一番大事であると言われますが、一番大事であるにも関わらず一言で済まされ、また通り魔のような人からただ逃げれば、追っかけられたりもするため、実際には危険であったりします。

 

熊に出会った時でも、走って逃げれば追いかけられ危険ですし、犬にしても逃げたら追いかけられて噛まれます。

 

 

思い出したのですが、私自身も子供の頃、近くに犬がいて逃げたら、嚙まれて怪我したことがありました。

 

 

幼気な子供に噛み付いて怪我させるとは、酷い犬と酷い飼い主だとも思いますが、しかし犬には本能があるし、そうした経験を子供の頃に既にしていたから、

 

そのお陰で、怖いからと言ってただ逃げては危険であることを、身を持って学べたのかもしれません。

 



家で大きな地震があった時、慌てて逃げ出そうとすると、破片などを踏んで怪我して身動きが取れなくなり、結果逃げられなくなり、

 

また外で災害など何かあった時でも、逃げる先が安全なのかも分からず、怖いからその場からただ逃げるとか、皆が向こうに言っているから、勝手に安全だと思って同じ方向に逃げれば危険です。

 

 

映画の主人公が、大勢の人が逃げている方向とは逆に、危険な方へと進んでハラハラドキドキさせることがよくあり、それは正解とは言えませんが、ただ大勢が間違うこともよくあり、状況確認が必要であるから、ある意味では正解でもあります。

 

 

何かで心に傷を負った時でも、ただ逃げては自分を守るどころか、傷を負ってしまいます。

 

 

もちろんその時は逃げ出してもいいのですが、しかしそれがいつまで経っても、少しでも傷付く可能性のあるものから、これ以上傷付かないように、念のため、万が一のため、と全て逃げ出していては、結局自分がダメージを負うことになり、

 

本当に危険なものに出くわした時には、それを見抜くことが出来ず騙されたり、大きなダメージを負うことになります。

 

 

またそれ以外のことを知らないために、もし逃げていなければ、もっと傷付いていただろうと、益々臆病になって逃げ出すループに陥ったりもするでしょう。

 

 

 

同じ逃げるでも、安全な逃げ方、効果的な逃げ方、危険な逃げ方など、色々な逃げ方があり、上手い逃げ方を分かっていれば、ダメージが無く、もしくはあったとしても、最小限のダメージに抑えらるなどして、大事に至りません。

 

そのため一般的には、余り教えられていない事ではありますが、護身術でも何にしても、逃げ方を学ぶことはとても大事なことです。

 

 

また上手く逃げることが出来、ダメージを負わなければ、自分と向き合うことも、さほど怖くなくなるなど、無駄な怖さ不安も減っていきます。

 


まず一つ覚えておきたい方法は、怖いからその場から逃げ出すのではなく、まずは身をかがめるなど、今出来る最低限のことをし、一呼吸おいて状況を冷静に判断することです。

 

そんなことをすると逃げ遅れそうな気がして、逃げ出したくなるのですが、闇雲に逃げ出すことやパニックを起こして逃げ出すことより余程安全です。

 

 

またそうした間を作ることを普段から練習しておけば、いざという時もそうした行動が出来ます。

 

昔は間を作れない人のことを間抜けと言われていました。

 

間をおいて、心を落ち着かせ、状況を確認し、逃げるべき方向や場所が分かったのなら、迅速に逃げる。それが結果的に最も早く逃げることが出来、安全な方法です。

 

 

合気道は単に技の形や手順を覚えるものではなく、合気道は逃げ方を学ぶ武道であると言ってもいいかもしれません。

 

普通怖いことがあると、ガードをするなりそれを拒否したり、拒絶しますが、合気道はそれとは逆に受け入れるのです。

 

女性が分かるか分かりませんが、イメージで言うと北斗の拳のトキのように、相手の力や流れに逆らうのではなく、流れに沿って受け流すイメージです。

 

 

 

また合気道で技を受ける人を「受け」と言いますが、受けは相手の技を受け入れ、受け身を取りますが、そうした稽古をすると、何かあってもダメージを最小に抑えることが出来ます。

 

逆に受けや受け身が出来ないと、モロにダメージを食らうしかありません。

 

体の大きい人であれば、プロレスラーのように体を鍛えれば、モロにダメージを受けても、余り効かないぐらいになったりしますが、女性には少し難しいでしょう。

 

暖簾に腕押しになれば、余り関係がないのです。

 

 

また相手を受け入れ、受け流すことが出来るようになってくると、相手の力や流れを利用し、相手に返すことが出来たり、

 

技の人がそれをそのままやると合気道の技で、技をやる方もやられる側もどちらも、そうしたことを稽古しているのですが、それは言い換えれば正しい逃げ方の稽古とも言え、また上手な負け方の稽古でもあります。

 

 

野球で一流のバッターでも3割しか打てず、7割以上が失敗するように、人生で勝つことなどは殆どなく、それよりも負けることの方が圧倒的に多いため、上手な負け方を知っている人は、人生の立ち振る舞いも上手です。

 

興味のある方は札幌女性合気道で、一緒に上手な逃げ方、負け方を学んでいきましょう。

 

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