今は機械や農薬、未完熟の肥料を使うことで、野菜や穀物など大量生産出来るようになりましたが、その反面、昔と比べると栄養価やエネルギーがかなり低くなり、
また便利になった反面、冷凍食品や出来合いのものを食べたり、清涼飲料水を飲んだりお菓子を食べることも多く、子供には余り食べさせたくないようなものが、身近に溢れています。
そうしたこともあって意識して気を付けなければ、アレルギーや多動症といったことだけでなく、エネルギー不足、気力不足になりやすいことから、
ストレスに弱く、不安を抱えやすかったり、くじけやすかったり、引き篭りなどになったりしています。
エネルギー不足、気力不足と言われても、それほど実感がないかもしれませんが、それは皆がエネルギー不足になれば、そういうものだと思って余り気にならなくなっているだけで、
戦前生まれの元気なじいちゃん、ばあちゃんと比べれば、比較にならないぐらい圧倒的にエネルギー不足になっていることが分かるでしょう。
アレルギーにしても、子供が皆アレルギーになれば、そういうものかと思うようになるのと同じです。
もう少し言えばエネルギーがある人、元気な人とは、骨や内臓が丈夫な人で、昔の人も骨や内臓が丈夫だったのですが、エネルギーがない食べ物、添加物や農薬だらけの食べ物、また薬を飲んだり、お駐車していると、内臓に負担がかかり内臓が弱くなります。
それだけでなく今は慢性的な運動不足だったり、頭や目を過剰に使うため、氣が頭の方に上がりやすく、内臓の氣が不足しがちとなることから内臓が弱くなり、内臓が弱ると気力も出ないという悪循環に陥りがちです。
普段頭と目を使い過ぎている人や、お腹の働きが弱い人は、自然と触れ合ったり、温泉にでも行ってリラックスするなど、頭や目をもっと休めるようにしなければなりません。
また本を読むことは、人生を豊かにするなど大変素晴らしいことですが、頭でっかちになりがちな今の時代では、本を読んだり、勉強することを一時的に控えた方がいいこともあります。
合気道では覚えることは色々あるものの、大事なことは覚えるとか、今の自分にプラスするというより、稽古によって無駄なものを捨てたり、そぎ落としていくことや、自分の心と体の癖に気付いて、それを変えていくことです。
そのため合気道の稽古で大事なことは、あれこれ余計なことを考えず、間違ってもいいから体を動かすこと、無心、天心の心で稽古すること、分からないものを無理に分かろうとしないことです。
頭でっかちになると、分からないものでも分かろうとしたり、失敗しないようにあれこれ考えるため、一つの行動を起こしたり、結果を出すまでに偉く時間がかかります。
バスケットボールのシュート練習するのに、一本シュートを打って、それが外れたからと言って、一々落ち込んだり、手がどうとか、足がどうとか、あれこれ考えないでしょう。
しかし自分の気持ちが今ここにいないと、過去や未来ばかりを気にして、体が動かなくなります。
所ジョージさんが、人生を楽しく過ごすコツについて話されていたのですが、非常にいい話だと思ったのご紹介します。
大人になると、こんなことをやっても無駄だとか、才能無いから結果が見えているとか大人はやらない。子供のうちは出来なくても何でもやる。
だからつまんない。
初めから完成品を求めようってのが図々しい。ステップを踏むだけでいい。多分私は出来ないからじゃダメ。
歌なんかでも初めからいい歌なんかできない。初めは下手くそって言われてもいいの。でも皆下手くそと言われたくない。初めから出来るを発表したい。だから大人になるとやらなくなっちゃう。
何でもやればいい。何でも出来る自分が一番美しいって考えが図々しい。
頭でっかちになると、頭がぐるぐるしているだけで何も行動に移せなかったり、口だけは立派だけど何もしない、中身が伴っていないといったことにもなりがちです。
また氣が上に上がったままでは、頭痛やめまいなどを起こしやすかったり、地に足がつかず体が不安定で、心も不安定でストレスになりやすかったり、内臓の氣が不足して気力が不足したりなど、色々問題が起きて来きます。
武道の世界では「無念無想」の境地を目指したり、合気道にしても合気道の開祖、植芝盛平は「我即宇宙」「地上天国の建設」と言われていましたが、
それは頭で覚える、あれこれ左脳で考えるようなことではなく、自分の余計なエゴ、執着、囚われなどを捨てて、無になって行くことで、それが合気道の稽古です。
今はどうしてもパソコンや事務仕事など、頭を使うことが多いため、頭でっかちになりがちな癖を、札幌女性合気道でパッと直ぐ動ける体に変えて行き、頭と心をスッキリさせ、元気に丈夫に健康になって行きましょう。
興味ある方一緒に合気道やりませんか？一度体験に来てみて下さい。
