今は自分は動かなくても、リモコン操作、パソコン操作で色々出来たり、車の運転も手先、足先を動かしはしますが、自分はその場から動かず座っているだけで、エレベーターやエスカレーターにしても、立っているだけで連れて行って貰えます。
こうしたようにとても便利になっていますが、その反面それが体に身に沁みついてしまい、自分が動くことを忘れてしまいました。
そうすると雛鳥のようになってしまうため、日常に不便利なものを取り入れたり、合気道など腰を動かすものを学んだり、稽古して行く必要があります。
その場に留まって動けない状態を、武術では「居着いている」と言われ、居着くことは最も戒められることの一つです。
居着いていれば誰かに襲い掛かられても、上手く捌けずやられてしまいますが、暴漢の様なものでなくても、居着いていれば津波などの災害や何かが起きても、バイアスがかかったりして直ぐに動けなかったり、
ストレスや悩みがあったり、体をどこか壊したりしても、動いてそれを変えようとせずそれを続けてしまい、チャンスに出くわしても、反応が悪く気付かなかったり、直ぐ動けないためチャンスを掴めません。
また何か失敗したり、間違いを犯した時でも、直ぐに謝ることが出来なかったり、困っている人がいても、咄嗟に体が反応して動けず、ただ茫然と立ち尽くすだけだったりもするでしょう。
相手とぶつからずに、また力を使うことなく、投げたり倒したりすることを目指したりする合気道では、自分が動かなければなりません。
自分の都合は一切捨て、相手の都合、相手の希望に全て合わせ自分が動くことで、相手とぶつからず一般的な力を使わずに済みますが、自分の都合を優先させるのであれば、ぶつかりが生じ、自分は何も出来ないか、強い力が必要です。
そのため今の動けなくなっている時代では特に、自分が動く合気道を体験して欲しい、また合気道を稽古して動ける体を身に付けて欲しい、と思うのですが、
実際に札幌女性合気道で合気道をやってみれば、体を全く動かしていないことが、分かったりすると思います。
動かないというのは体力が無いとか、運動神経が無いとかそういうことではなく、横着が身に付いていたり、動く気が無くて動けないのです。
普段の生活では、そうしたことに全く気付くことが出来ませんが、合気道をやると必ずと言っていい程、その場でやろうとしたり、
極力自分は動かない、また自分では一杯動いたつもりでも、実際には動いた内に入らない、自分は余程動きたくないんだ、などのそうした心と体の癖が沁みついてしまっていることが、合気道を通じて確認出来ます。
何でも大事なことは今の自分に気付くこと、今の状態を確認することです。
スピリチュアルなどではゴールばかりを見ることが多いですが、自分がどこにいるのか、どの方向を向いているのかも分からなければ、ゴールには辿り着けません。
だからと言って、余り直で言われると傷付いてしまうので、合気道と言う媒体を通じてであれば、それがクッション材となるため、むしろ出来ない自分に気付くと「ホントだっ!」と面白いです。
まず自分がいかに動かなくなっているのかに気付き、それに気付いたのなら動けるように稽古していけば、徐々に変わっていきますが、それともう一つ大切なことは、しっかり氣を入れることです。
今は片手間、腕先、口先、頭で出来るようになったことから、全力や本気を出すことが無くなり、氣が抜けています。
氣が抜けているとストレスに弱く、疲れやすいし、エンジンがかかるまで時間がかかるため、動き出しが遅れ、動いてもモタモタ、ダラダラ、チンタラし、ササッとか、パッと機敏に動けません。
24時間氣を入れるというのは難しいですから、札幌女性合気道では、まず合気道の稽古ぐらいは集中する、氣を入れる、氣を抜かない心構えで稽古に取り組み、
直ぐ動ける体、疲れにくい体など心と体を養成し、快楽的な表面的なものとは違う、もっと深い領域での楽しさ、爽快さ、清々しさ、充実感を感じて欲しいと思います。
札幌で合気道に興味ある方、頭で考えず直感的にパッと動ける体、疲れにくい体、氣の入った体を一緒に作って、心も満たして行きましょう。
体験お待ちしてます。