札幌女性合気道では、普段体育館で稽古していますが、現在体育館の柔道室や格技室では、1番2番のような感じでスペースが分けられており、各団体でそのスペースごとに分かれて使っています。
たとえばこんな感じ。
1 2 3
4 5 6
入口
その際、他の団体で特に新しく体験に来た人、子供の親などは、入り口から自分の団体の所に行く、またそこから帰る時、殆どが中央を通ったりせず、団体などの後ろ側や壁際を通って行きます。
誰もが前を通ることは失礼だと、一度は教えられてきたでしょう。
そのため礼儀を守っていて良さそうではあるのですが、しかし広いスペースがあるにも拘らず、わざわざ人がいる所に近づいて来るのは、
何か用事があって近づいて来たのか、それとも危険人物か、壁際に置いてあるカバンなどの荷物を盗みに来たのかなどを一瞬であっても考えてしまうし、
合気道は、受け身を取ってコロコロ転がるなどするため、ぶつかったりぶつけたりなど、怪我やトラブルのリスクを回避する必要性や、その人が通る時にこちらも道を譲るなど、稽古を中断したり、配慮しなければなりません。
もっと言えば、団体ごとにスペースを分けて使用している中、他の団体の領域に無配慮に入ることは、人の家や庭に勝手に入るようなものだったり、
特に札幌女性合気道で言えば、禊技の稽古のため他の団体より綺麗にしていますが、それを土足で入って来るかのように、ずかずか入って来られると、汚されることにもなります。

もちろん電車が込んでいれば、隣に座られても仕方なかったり、譲り合いが大事であるように、込んでいる時や、入り口付近など場所によっては、自分たちが使っているスペースを通られたとしても、致し方無い事ですが、
ガラガラに空いているにも拘らず、隣に座ってきたらおかしいように、十分に広いスペースがあるにも拘らず、他の団体の領域に侵入して近づいて来て、身幅程度しかない後ろのスペースを、わざわざ相手を移動させてまで通ることは、礼儀正しい事ではありません。
しかし、人の前を通ってはいけないと習ってきた大人は、必ずと言っていいほどやってしまうことで、札幌女性合気道に来た人も皆やっていました。
それだけ人は知識や形式的なことに、縛られやすいようです。