札幌で護身術に興味を持たれている女性は多くいるため、今まで護身術セミナーや、護身術教室のようなものに参加された方も、少なくないのではないかと思います。
また護身術と言うと、特に女性は合気道を連想されることが多く、これから護身術を身につけたいという理由から、合気道に興味を持たれた女性も多いです。
護身術を学ぶことや、護身術を身につけることは大事であるし、札幌女性合気道に来てくれている女性に、何かあっては嫌なので、札幌女性合気道では、時折護身術を教えたり、ある程度の護身術を身につけられるようにと考え、教えているのですが、
ただ護身術に合気道がお勧めかと言うと、必ずしもそうだとは言えないのと、札幌女性合気道の護身術は、一般的な護身術と少し違うため、それについて少し説明します。
まずテレビや映画などで、合気道を習っている女性が、暴漢を投げ飛ばしたりすることがあったり、合気道の演武でも、投げ飛ばしたりしているため、合気道をやれば、誰でも簡単に出来るようになる気もしますが、実際はそう簡単には上手く行きません。
現在の合気道は昔の合気道とは違い、危険なことは省いて、女性でも取り組めるよう、安全な合気道に変えられていたり、また合気道には試合がなく、型稽古のため相手が倒れてくれたりするため、
他の武道や格闘技より、女性や年配の方など、体力や運動に自信のない人でも、合気道は取り組みやすいのですが、その反面、緊張感や集中力に欠けた、馴れ合いの稽古になりやすい短所も持っています。
そのためちょっとした程度のことであればいいのですが、実戦で合気道の技を使って暴漢を簡単に、また豪快に投げ飛ばすようなことは、ある程度真剣に稽古を積んでいかないと、合気道を習っただけでは難しいです。
では試合のあるボクシング、キックボクシング、フルコンタクト空手、総合格闘技のようなものであれば、どうなのかと言うと、真剣に練習すれば、確かにそれらの方が、合気道より短期間で強くなりやすい面があります。
（合気道は、奥が深い事を理解したりするのに時間がかかるのです。）
しかしだからと言って、女性が強くなりたいとか、殴られたり、蹴られたり、打撲したり、厳しい練習や、ハードなトレーニングが出来る女性は、ほんの一部の女性でしょう。
また更に言えば、女性が強くなってももっと強い男性もいれば、全国優勝するような猛者であったとしても、ナイフの対処は出来ず、刺されたりもしているのですが、ナイフを相手にした場合は、ルールのある格闘技とは、対処法が全く違うため、別に学ぶ必要があります。
ではやっぱり護身術セミナーや、護身術教室がいいかと言うと、それも必ずしもいいと言えない所もあり、
護身術に触れたり、護身術を楽しむ目的であればいいのですが、本当に護身術として役に立つものを学べるのか、護身術を身につけられるのかと言うと、疑問に思うものも多くあるのです。
たとえば過去に護身術セミナーや、護身術教室で護身術を習った経験があっても、今でもそれを覚えているかと言えば、忘れていたりもするでしょうし、咄嗟に出るかと言うと、恐らく咄嗟に出ないのではないかと思います。
また護身術セミナーや護身術教室の暴漢役の人は、とても心優しい常識人ですが、本当の暴漢は、精神がおかしくなったような人であったりもするため、護身術セミナーや護身術教室と実戦とでは、全く違っていたりもします。
いざ実際に自分が暴漢などに出くわせば、恐怖によって頭が真っ白になったり、全身が硬直したりもするし、手が解けたから助かりました、などと簡単にはいかず、実戦では手が解けなかったり、相手を逆上させたり、追いかけられたりもするかもしれないのです。
そうしたことを教えてくれる護身術であればいいですが、護身術体験のようなものの殆どは、和気あいあいと楽しみながら、護身術のテクニックを体験するものであることが多いと思います。
もちろん護身術を数回習ったぐらいで、自分は護身術が出来る、身についたと考えることは危険ですが、護身術セミナーや護身術教室で教わる護身術が、全く役に立たないという意味ではありません。
ただ本当の護身術とは、多くの女性がイメージするものとはかなり違っているのです。
札幌女性合気道で教える護身術というのは、一般的な護身術とは全く違う概念で、強くならなくても使える護身術や、護身術の本質を教えていて、そうしたことは直ぐに使えるし、毎日訓練していくことが出来ます。
またそれも護身術というよりも、本当は合気道であったりもします。
もし札幌で合気道や護身術に興味のある方は、一度札幌女性合気道に体験に来て下さい。
