札幌女性のための合気道

札幌の女性のための合気道。札幌、西区、手稲区、中央区、北区、東区、銭函、小樽、石狩で合気道、護身術に興味のある女性、一緒に合気道やってみませんか?プロの整体師、プロのスポーツトレーナーが合気道を教えています。

札幌女性合気道と気と氣の違い

札幌で合気道に興味を持たれた方は、護身術に興味があったり、合気道の美しい捌き、技、力を使わない所、女性でも出来る所、和合の精神に憧れたりだったりしますが、

 

合気道は名前に「氣」が入っているだけに、「氣」を大変重視した武道であるため、中にはそうした「氣」に興味があって、合気道をやってみたいと思われる方もいるかもしれません。

 

 

まず合気道の氣について詳しく説明する前に、少し雑学的な話をすると、合気道と表記する場合、本来は合氣道と書くべきなのですが、便宜上、また時代に合わせて、「札幌女性合気道」にしても、「札幌女性合氣道」ではなく、「合気道」にしています。

 

 

その代わり単独で、また特に氣を意味した「気」と書く場合は、分かりやすいよう「氣」と書くようにしているのですが、これについて合気道開祖の内弟子の最も有名な一人で、

 

達人と言われた藤平光一(とうへいこういち1920年-2011年)先生の著書、『「氣」の威力』の中で、何故「気」ではなく「氣」と書くべきなのか、その理由が書かれているのでご紹介します。

 

 

 

 

私は絶対に「気」とは書かない。旧漢字で「氣」と書くことにしている。というのもこのほうが氣の正しい意味を伝えることができると思うからだ。

 

もともと感じが絵から発達した象形文字であることはご存じだろう。「氣」の上の「气」は、天体をかたどっている象形文字だ。昔の人は、雲が交わっている状態をこのようにかたどった。そして、下は「米」とした。

 

 

米は人間の食べ物の中では中心となる食べ物である。だから、天体と米で「氣」という文字になる、などと説明している学者がいるが、そうだろうか。

 

そもそも米が人間の食べ物の中心だ、などという発想がおかしい。日本や中国では確かに米は重要な食べ物かもしれないが、アメリカやヨーロッパではそうではない。

 

「米」の形をよく見ていただければ、中心から八方に広がっている状態を表しているのがすぐおわかりだろう。つまり、天体のように八方に無限に広がって出て行くもの、これが「氣」という意味であり、氣は出すものなのである。

 

 

ところが、常用漢字では、なかに「メ」を使って「気」と書く。「メ」とは締めるという意味だ。これでは、氣を内側に閉じ込めてしまう意味になってしまう。

 

古くから中国では、「氣」が一方に出れば、他方が少なくなる、と考えた。だから、できるだけ氣を自分のほうに引っ張って、出口を絞めておいたほうがいいということになる。

 

したがって、「メ」という字を使った。「氣」という字を「気」と書くのは、そうした中国の考え方に影響を受けたためである。

 

 

しかし、もともと氣はためるものではない。氣は出すから入って来るのである。天地(宇宙)の氣と人間の氣が交流することを「息」というが、息が一時的にとだえれば氣絶する。

 

永久にとだえてしまえば死ぬ。つまり天地の氣と人間の氣の交流が止まった時が死なのである。

 

 

人間は生きている間は、いつも氣を出していなければならない。氣を出すから新しい氣が入り、出しているから天地と交流して「生きている」ということになる。それが氣の使い方なのであって、そうなると「気」を用いるのはおかしいことになる。

 

だから私は「氣」と書くのである。

 

 

 

 

藤平光一先生は、氣の研究会を設立するなど、合気道の先生の中でも、特に氣の重要性を説いた先生ではあるのですが、この文章から合気道合気道以外でも、人生など生きて行く上でも氣が大事だというのも、何となく感じられるのではないかと思います。

 

 

札幌女性合気道でも、合気道の開祖、植芝盛平が氣の重要性を説いていたことや、それが合気道でもあること、また整体師の立場からも氣が大事であると考えていて、氣について少し教えたりもしていますが、

 

しかし氣というものは分かりにくいものでもあるため、合気道をやっている人でも、何となくな技の形ばかりに氣が囚われ、氣について余り意識していなかったり、

 

また昔の日本人には、氣は当たり前のことでしたが、欧米化したことで忘れ去られたり、分からなくなったり、否定されたりもしたりして、そんなものはない、科学的でない、嘘だと思われたりもしています。

 

 

ただ合気道を行う上では氣が大事ですし、それが合気道でもあり、奥が深かったり面白い所でもあるので、もし札幌で氣や合気道に興味のある女性がいましたら、一度札幌女性合気道に体験にいらして下さい。

 

 

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