札幌女性のための合気道

札幌の女性のための合気道。札幌、西区、手稲区、中央区、北区、東区、銭函、小樽、石狩で合気道、護身術に興味のある女性、一緒に合気道やってみませんか?プロの整体師、プロのスポーツトレーナーが合気道を教えています。

合気道の達人がやっていた氣の訓練法

合気道は氣を合わすと言われたり、氣が大事であるため、札幌で氣やスピリチュアルみたいなことが好きな人は、その延長で合気道に興味を持たれる人もいると思います。

 

ただエネルギーの様なものを飛ばして、投げたり倒したりすることが合気道ではありません。

 

 

昔ダンスを指導していた先生が、テレビでパフォーマンスをやっていたことから、そうしたイメージが広がったりもしましたが、合気道の達人と言われた塩田剛三先生は、触れずに倒すみたいなことは殆どやっていないですし、

 

合気道ではないものの合気道開祖の先生でもあった、大東流合気柔術武田惣角(たけだそうかく)翁や、

 

武田惣角の弟子で、開祖の兄弟弟子にあたり、触れただけで吹っ飛ばしたりされたという佐川幸義(さがわゆきよし)翁も、そうしたものは否定されていました。

 

 

合気道で氣が大事だとされているのは、エネルギーのようなものを飛ばして倒すということではなく、一つは氣を察知することで、氣を察知出来れば相手の動きが読めたり、相手に合せることで力を使わない技が出来たりするためです。

 

またそれが究極になって行くと、合気道の開祖のように鉄砲の玉を避けるなど、常識ではとても信じられない、漫画みたいなことが出来るようになるのではないかと思います。

 

 

鉄砲の玉を避けるはともかく、氣を察知したり、氣を合わすという事は、特に欧米化して氣の感覚を失った今の時代では、少し難しくなっていますが、

 

塩田剛三(しおだごうぞう 1915-1994)先生の「合気道人生」「合気道修行」の著書の中で、どうやって気を察知できるようになったのかを説明されているのでご紹介します。

 

 

 

私が植芝老先生の内弟子時代は、先生がお風呂へ入られるとき、必ず背中を流したものです。この時、私の心掛けたことは、ただ背中を流すだけでなく、先生の心の動きを早くキャッチして、それに対処する呼吸を会得することでした。

 

たとえば、先生が頭を洗おうとされるとき、間髪を入れず、湯の入った桶を差し出す。頭を洗い終わる頃を見計らって、頭に湯をおかけする。その時どのようなかけ方をすれば先生は満足されるか、大げさに言えば、あうんの呼吸をはかるのです。

 

また背中を流す時も、先生の筋肉の動きを観察する。これも私のよい修行になったことは事実です。

 

 

 

 

次に「合気道修行」。

 

 

 

大切なのは先生の世話をする中において、常に先生の気持ちの先、先を読んでいくことです。つまり、気を察知できるように努めるのです。

 

たとえば、風呂に入って先生の背中を流すとき、次に先生が何をしてほしいのか、先に察知して言われる前にお世話したのもそのひとつです。先生の動きを常に見ている、そして先生の動きを感じ取るのです。

 

難しいのはここです。

 

 

見てから頭で考えて行動を起こしたのでは、もう遅い。考えてはいけないのです。先生の気持ちがピピピッと即座に心に響いてくるようでなくてはなりません。

 

それが自然ということです。考えるのではなく、自然に感じるわけです。

 

 

こういったことを、私は常に心掛けていました。そして、相手の気を察知する感覚を身につけたのです。この訓練が、やがて演武でも生きてきます。

 

先生の受けを取る場合、基本的にはどこを攻めていってもいいという形なのですが、始めのうちは観客に見せるために、肩なら肩を「ここを取れ」というふうに示してきます。

 

それを見てから取りに行くのが、普通の人の場合。

 

 

私は「肩」と言われる前に、それを察知して取りに行くように心掛けていました。それはもう以心伝心です。これができないと自然に体が動かないのです。こういうことを私は研究していました。

 

そして、今度は自分が技をかける番になったとき、同様にして相手がどこを狙って来ようとしているのかを察知することができるようになったのです。

 

 

私がこういうことを身につけたのは内弟子生活を通じてですが、同じことを今の若い人にやらせようとしても無理でしょう。

 

師匠に絶対服従なんてできないでしょうし、師の世話をすることが合気道の修行になっているなどということも、考えつかないに違いありません。

 

 

 

もう一つついでに、その塩田剛三先生の内弟子をされていた先生の動画で、達人のエピソードも面白いのですが、5:26辺りから内弟子時代のお風呂の話をされていて、ここでもそれがいい勉強になったと話されています。

 



 

 

札幌で合気道に興味がある女性は、合気道の達人などは目指していないと思いますが、ただ今は欧米化したことで、昔の日本人のように、人の気持ちを察することが出来ないため、思い込みや誤解を生じやすく、ストレスを抱えるようにもなっています。

 

もし欧米化したのであれば、毎日ハグをしたりスキンシップを行って、気持ちを確認をしなければなりませんが、日本ではそこまではやっていないため、少し中途半端なのです。

 

 

そのためそういったストレスを減らすには、もっとスキンシップを行うか、ある程度氣を察知出来るようになるかですが、日本では誰にでもハグやキスをする訳にも行かないし、

 

流行り病の関係もあって、それはむしろ接触は行わず、距離を取らなければならないため、そうなると氣を感じれないと、益々ストレスを抱えます。

 

 

そうしたこともあり、昔の様なことまでは出来ないにしても、合気道で少し氣の世界に触れてみるのもいいと思います。

 

札幌で合気道に興味のある方は、札幌女性合気道に一度体験に来て下さい。

 


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