人間関係が上手く行かない原因は誤解にありますが、人はどうしても表面的な所でしか理解出来なかったり、
不安や思い込み、先入観、固定観念などフィルターがあるためずれが生じ、おかしなことや気持ちのすれ違いが起きたりします。
怖いと思う人、嫌いな人でも、恐らく何らかの誤解する原因があるからで、もしそれが一切ないのであれば、受け止め方は変わるでしょう。
それを少しでも変えられるように、札幌女性合気道では相手をしっかり受ける、受け入れる、もしくは思考を働かせるのではなく、無になることをやります。
私が好きなアニメの銀河英雄伝説で、主君のラインハルトと、最も優秀な部下の一人で忠誠心もあるロイエンタールが、
陥れようとする悪知恵を働く人たちの策略から、そんな関係でも疑心暗鬼や誤解が生まれ亀裂が生じて行き、ついには反逆を起こし、親友とも戦うことになります。
しかし野心やプライドもあって反逆を起こすものの、本当に宇宙を手に入れたいとか、ラインハルトを憎んでいるからではなく、巨大な敵と戦うことを望んでいるラインハルトの忠誠心からでもあり、
また本心では負けることが分かっていて、負けることを望んで戦うなど、母親に殺されそうになるなど、望んで生まれなかった生い立ちから、ストレートな表現が出来ない人でした。
つまり形では裏切っているけど裏切ってはいなく、最後はマインカイザーと口にするなど、ラインハルトと親友に思いを寄せながら亡くなるシーンが泣けるのですが、
亡くなった後に、憎むべきはロイエンタールではなく、悪知恵を働かせた人たちであって、反逆を起こしたのは野心があったからではなかった、という誤解が少し溶けて行きます。

以前ロイエンタールの親友である、ミッターマイヤーに、酒の席で自分の生い立ちについて話した時、ミッターマイヤーは氣をきかせて、その話は聞かなかったことにしました。
それはミッターマイヤーのいい所でもあるのですが、その反面、それ以来その話は出来なくなったため、
傷を癒す機会を失ってしまい、逆に話を聞いていれば、もしかしたら傷が癒えて、反逆を起こさずにも済んだかもしれません。
だからと言って、ミッターマイヤーのせいかと言われれば、そうでもなく、恐らく誰も悪くないのが、人生なのでしょう。
親友のミッターマイヤーが説得を試みるも、太陽の様なミッターマイヤーには、ロイエンタールの死にたがりの前提を理解出来なかったため、失敗に終わり、親友との最後の会話になる。
ロイエンタールの声優は、すべらない話のナレーションやサザエさんのアナゴさん、ドラゴンボールZのセルでお馴染みの、岩本則夫(いわもとのりお)さん。
怪我をした時に負けを確信し、手術して生き恥をさらすよりも、死を選ぶロイエンタール。それをパジャマを着るのは似合わないと言っています。
銀河英雄伝説は結構長いので見るのは大変ですが、泣けるシーンは終盤で、また泣くには、ある程度最初の方から見ないと泣けないので、
興味ある方はアマゾンプライムで見れるので、適当に聞き流しながらでも見てみて下さい。
他にも重要人物が死ぬシーンで泣ける所があります。