護身術でよく行われるのは、暴漢に手首を持たれたら、それを外して逃げるというものです。また護身術と言えば、そうしたものというイメージがあると思います。
しかし護身術教室の中では簡単に出来たり、誰でも出来ると教わりますが、今まで護身術を習ったという女性にそれをやって貰うと、殆どの女性が外せませんでした。
何も特別に力が強いとか、合気道をやっているから、何か特殊な方法を使ったとかではなく、素直に技にかかってあげているのですが、やり方が上手く出来ていないために、上手く外せなかったのです。
こうしたように護身術教室で習ったり、その時は出来たとしても、コツを完全にマスターしていなければ、護身術教室以外では上手く外せなかったりします。
また外すコツがあるということは、外せなくするコツもあるということで、そうしたことを知っていたり、無意識にそれをやる人もいますが、そうなると中々出来るものではないですし、
上手く外せたとしても、護身術教室では後は走って逃げると教えられるものの、必ずしも暴漢がぼうっと突っ立っているとは限らず、外れた瞬間に掴み直して来たり、走って追いかけてくることだってあるかもしれません。

もう一つ言えば、危険が高い海外では、実際に使える護身術でなければ困るため、そうした護身術は余り習うことはなく、
また幼児誘拐もよくあり、幼稚園児に護身術を教えたりもするのですが、子供にでも出来るやり方を教えます。
子供にでも出来るものは、当然大人でも出来るもので、そうしたものは忘れにくく、咄嗟にでやすいで、こうしたものが本当に使える護身術です。
札幌女性合気道では、そうしたことを踏まえつつ、合気道を通じて女性でも出来る護身術、また暴漢だけでなく、あらゆる危険から身を守れる護身術を身につけて貰いたいと思っています。