札幌女性のための合気道

札幌の女性のための合気道。札幌、西区、手稲区、中央区、北区、東区、銭函、小樽、石狩で合気道、護身術に興味のある女性、一緒に合気道やってみませんか?プロの整体師、プロのスポーツトレーナーが合気道を教えています。

札幌でちょっとをやる合気道

昨日の合気道の稽古に、肩を痛めて暫く休んでいた方が、まだ自由に動かせない中、自分に出来ることをやろうと参加されていました。

 

また最近入られた方で、転んで背中を痛めてしまい、また体調も良くないこともあって、休むかもしれないと言っていたのですが、その方も出来ることをやろうと参加されてました。

 

 

受身を取ると少し痛みがある様でしたが、それでも殆ど普通に稽古出来ていましたし、稽古中色々説明というか、話をするのですが、それを聞くだけでも勉強になったりもするでしょうし、

 

またそんなに面白いのかなと思うぐらいに、笑いを堪えているのだけど、堪えきれずずっと笑ってくれたりもして、

 

やる前までは不安でも、実際にやってみれば、やっぱり来てよかったとなるし、そうした経験をすることによって、ちょっとした自信になったり、何かあっても前向きになりやすくなります。

 

 

しかし好きなことだけをやりましょうと言われる今は、怖いことは全部避け、無難に過ごすことがいいと思われ、

 

また何か一つでも問題があれば、全部出来ないと思って全部諦めてしまいますが、それだけ自分を過保護にすれば、逆にどんどん弱って行きます。

 

 

私は基本的に稽古を休むという発想が無いのですが、ある時39度以上の熱が出て、寝てるしか出来ないような状態だから、こんな状態で稽古できるか、強い不安と恐怖がありました。

 

また薬も飲みませんが、それでもやってみると普段と変わらず普通に動けるもので、むしろ合気道をやって少し元気になりました。

 

 

もちろん同じことを他の人にやれとは思いませんし、無茶して体を壊されても嫌なので休めと言いますが、しかし体を壊していなかったのなら、

 

一人で勝手に怖がっていただけで、そうしたちょっとしたものでも、乗り越えられると達成感があるなど、面白いものです。

 

 

合気道の開祖、植芝盛平は、39度程度どころの状態ではなく、もっと酷い状態であっても、凄い力を発揮されていたという、少し長いですが、塩田剛三先生が経験された、開祖のエピソードをご紹介します。

 

 

戦争前のことになりますが、皇室の方が合気道をご覧になりたいと言ってきました。ところが先生は「宮様に嘘をお見せするわけにはいかん」と言うのです。

 

合気道の技は、本当は一度きまれば二度と相手が立ち上がって来ることはない。それがまた立ち上がってくる演武は嘘だ、というわけです。しかし、それでもいいからというので、結局、演武を行うことになりました。

 

 

先生はそのとき黄疸で苦しんでいて、水を飲んでも吐いてしまう状態で、ほとんど何も食べていませんでした。

 

先生はずっと肝臓を悪くされていましたが、そのきっかけは蒙古での一件にあったと聞いています。王仁三郎について蒙古へ行ったとき、馬賊につかまってしまい、危うく命を取られるところでした。

 

そのとき向こうの頭が、バケツ一杯の塩水を一息に飲み干したら命を助けてやると言ったのだそうです。先生は本当にその塩水を飲み干してみせ、一行は助かったのですが、それ以来、すっかり肝臓を壊してしまったのです。

 

 

さて、先生の黄疸がいちばんひどいときでしたので、皇族から依頼された演武なんてとてもできないだろうと私は思っていました。当日、迎えが来て、私と湯川さんがお供でついていきました。

 

演武では、湯川さんがニ十分、私がニ十分の合計四十分やることになっていました。しかし、先生は控室でもグッタリしたままでとても演武などできる状態ではありません。

 

私はどうなることかと心配していました。ところが、宮様をご覧になったら、先生がいきなり別人のようにシャッキリなってしまったのです。

 

 

最初に受けを取った湯川さんは、遠慮があったのでしょう。手加減して先生にかかっていきました。ところが先生は、それをバチーンと投げ飛ばしたのです。

 

その気迫に満ちた一撃で、湯川さんの腕が折れてしまいました。

 

 

こうなっては私が一人で残りの時間すべてを務めるしかありません。私は必至の覚悟で先生に向かっていきました。

 

そのときの先生の気迫はものすごいものでした。眼光がらんらんと輝き、先ほどまで立つこともままならなかった病人とはとても思えません。

 

いえ、肉体が最悪の状態だったからこそ、極限の精神力で持って、自己を最高の状態に持っていったのです。

 

 

私はかかっていっては投げられ、また起き上がっていっては投げられ、ということを四十分間繰り返しました。そのうち意識が朦朧としてきて、先生の眼だけがどんどん大きくなってくるのです。

 

私はなんとか四十分間持ちこたえたのですが、さすがにその夜から高熱を出して、三日くらい寝込んでしまいました。

 

 

このときの先生の気力、精神力を肌で感じて、私は武道というもののなんたるかを知ったように思いました。

 

スポーツのように、鍛えてベストに持っていったときじゃないと試合をしないというのではダメなのです。いついかなるときでも、気力で自己を最高の状態に持っていけるようにするのが、武道なのです。

 

 

肉体には限界があっても、精神の力には死ぬまで限界がありません。それだからこそ、武道においては衰えるということがないのです。

 

王仁三郎・・・大本教出口王仁三郎

 

好きなことをやればいいなら、チャーハンとか、カツ丼とか、カップ麺みたいなものばかり、飲み食いしていればいいということですが、

 

それでは病気になるため、和食とかバランスのとれた食事の方が健康にいいです。

 

 

また便利になった時代では、ちょっとした不都合、不便利なことを取り入れたり、ほんの小さな困難に取り組んでいる人の方が心が強くなって行きます。

 

 

合気道開祖みたいなレベルはともかく、合気道を通じてちょっとしたことにくじけず、ちょっとしたことにチャレンジしていきたいと思っていますが、

 

札幌で合気道合気道開祖に興味を持たれた方いましたら、ちょっとしたことにチャレンジする合気道を一緒にやりましょう。

 

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