人は失敗を恐れる以上に、成功を恐れていたりします。また失敗が失敗で無くなれば成功になるので、失敗を恐れることも、成功を恐れているとも言えるでしょう。
成功を恐れ成功を回避することを「成功回避」と呼ばれていますが、たとえばスポーツで優勝したいと思って努力し、次の試合に勝てば、本当に優勝出来るとなると、
無意識に優勝することが怖くなり、ミスを連発するなどして、優勝することを回避してしまうのです。
成功法則的なことを少し言えば、優勝したいというのは、するではなく、あくまで「したい」であるから、実際に優勝してしまうと、「したい」が出来なくなり、
自分の潜在意識が望んでいた「したい」の願いを実現させるため、優勝を出来なくさせます。
同じように腰痛を治したい、お金持ちになりたい、恋人が欲しい、結婚したい、変わりたい、といったことも、「したい」「欲しい」が本当の目的であるため、それを余り強く思っていると、「したい」「欲しい」の願いが叶ってしまい、
実際に恋人が出来そうになったり、変わりそうになると、怖くなるなどして成功を回避します。
もう少し分かりやすく言うと、「したい」「欲しい」という時、必ずその逆のしたくない、欲しくない、という気持ちも同時に持っているはずです。
たとえば「痩せたい。だけど運動したくない」といったように、「けど」「でも」のような必ずマイナスな感情やブレーキとなるものを持っていているため、それが足を引っ張ることになりますが、
「自分は絶対に痩せるんだ」という人は、痩せるためであれば、運動だろうが何だろうが何でもやる、みたいな感じでブレーキが無く、エネルギーがプラスの方に注がれるため、成功することに対する怖さも無く、すんなり成功を受け入れることが出来ます。
(こんな感じで成功を避けていませんか?)
人が諦める時というのは、大体2パタンです。
一つは苦労したり、損したくないので、最初から出来ないと決めつけたり、やらない理由を見つけて諦めます。そしてもう一つが、願いが叶う一歩手前の所です。
失敗を全部やり終えれば、後は成功しか残りませんが、その最後のひと山を乗り越えさえすれば、ようやく念願だったものを手に出来るのに、自分にはその山の終わりが見えないから、
辛抱強さ、粘り、ひと踏ん張りが出来ず、どうせ出来ない、もう自分には無理だと思って止めてしまったり、自分は出来ないという信念が変わってしまうことが怖くなって、諦めてしまいます。
しかしそうではなく、あともう一回頑張ってみると、来月にはいい結果を手に出来たかもしれない。願いが叶ったかもしれない。いい方向に転じたかもしれない。
時には前向きな諦め、気持ちの転換は必要ですが、後ろ向きに諦めてしまうこと、ひと踏ん張り出来るのに、そこで辞めてしまい成功を回避することは、とてももったいないことなので、諦めずに最後までやり続けることは、大事なことだと思います。
そのひと踏ん張りするには、腰の強さが必要です。また相撲などで粘り強い腰のことを二枚腰と言ったりもしますが、二枚腰ぐらいの腰の強さになれば、ちょっとやそっとでは諦めたりしません。
また何にでも対応出来るような柔軟な体や心を作って行けば、多少の山ぐらいでは動じないでしょう。
札幌女性合気道ではしっかりとした腰を作り、同時に強さだけでなく、物事に合わせることの出来る、柔軟な体や心など柔らかさや、物事を素直に受け入れることを稽古します。
折角のチャンスや成功を取りこぼしては勿体ないので、それらを受け入れられる心と体を、札幌女性合気道で一緒に稽古しませんか?