人付き合いが得意でないとか、傷付いていたりすると、合気道を始めるのも不安だったりもしますが、今の合気道の多くは、初心者の人には優しいです。
私が合気道を始めた時や以前は、初心者に対して特別に優しくしたりなどは、余りありませんでしたが、今は他の合気道を見ていても、優しい先生ばかりです。
そのためそこまで不安にならずとも、大丈ではないかと思いますので、実際に見学なり体験なりしてみて、自分自身で確かめてみて下さい。

それでも不安があるという方や、コミュニケーションや人付き合いが不得意な方のために、誰でもコミュニケーションをとって、合気道を上手くやっていける方法を教えます。
それは挨拶を欠かすことなく、とにかくすることです。
挨拶ぐらい誰でもしている、出来ていると思うかもしれませんが、特にコミュニケーションなどに問題を抱えている人や、人付き合いに問題を抱えている人ほど、挨拶をしていないことがあります。
たとえば人との関わりを避けるようになると、自分から挨拶しに行くなどはせず、動物が人間に会って逃げるように、自分では氣が付かぬ内に、相手を避けたり無視したりするものです。
そのため目が合ったり、出会ったりして相手の存在に気付いても、その現実を無視して、相手は氣付いていないだろうとか、
後ですればいいだろうとか、自分何かが話しかけない方がいい、挨拶はしなくていいなどと考えたりもします。
しかし誰でも挨拶されれば嬉しく、無視されれば悲しいように、それは相手も同じことです。
合気道に限った話ではないですが、目が合ったり、人と会ったのなら必ず挨拶、少なくても会釈をし、
またスポーツや武道では、監督や先生が来た時、自分が道場などに行った時には、真っ先に挨拶に行きますが、先生に良くして貰いたいなら、真っ先に先生の所に行って挨拶する、
用事があって先に帰らなければならない時は、「お先に失礼します」など、ひと声かけるなど挨拶を大事にされることです。

メールにしても、業務連絡をすれば挨拶していると勘違いされがちですが、業務連絡は業務連絡で挨拶ではありません。
また「よろしくお願いします」と言いさえすれば、なんでも許されると思われたり、単に「こんにちは」「お世話になっております」といったものも、
挨拶というより義務的、形式的、業務連絡的なもので、少なくても一言添えたりするのが大人の挨拶で、人間関係が良くなるメールの方法です。
逆にそうでなければ会話のキャッチボールにならず、コミュニケーションは成立しないでしょう。
それ以外にも、たとえば仕事などで暫く稽古を休んだ時などにも、現状の報告、連絡、相談や、稽古を休んでいることのお詫びをするべきで、お中元や年始の挨拶などもあります。
と言っても余りかしこまる必要はなく、ほんのちょっとしたことを小まめにやればいいだけですが、
ほんのちょっとしたことが一番大事で、疎かにもされがちで、それが自分に跳ね返ってきます。
もしコミュニケーションや人付き合いに不安があるのであれば、これからそれを変える方法を行えばよく、会ったら直ぐ挨拶、
何かして貰ったら直ぐお礼、メールの仕方、近況報告など日々心掛けていれば、絶対に大丈夫です。