YouTubeでも合気について動画をあげている人もいたり、女性が多く参加する合気セミナーのようなものが行われていたりします。
昔では絶対に秘密にされていたようなものが、無料で動画で公開されていたり、セミナーで習える時代になりましたが、ただ女性の場合、力が弱すぎて、実際の所はよく分からないのではないでしょうか。
どういうことかというと、札幌女性合気道の稽古で、道着や腕などをガッチリ持ってと言っても、全くの初心者では力が弱かったり、
腰と繋がっていなかったりするため、ただ腕を動かすだけで崩せたり、外したり出来てしまい、そうしたものには技も技術も何もいりません。
そうではなく死ぬ気で持つぐらいにガッチリ持たれたりなどすれば、普通は何も出来ず困ってしまうため、
万が一そうしたことがあっても困らないよう、そうした状況での練習や技、技術というものが必要になってくるわけです。
しかし、実際に武道をやっている先生の合気セミナーならともかく、そうでない合気セミナーのようなものは、持つ人に「もっと力を入れて」とか、「腰で持て」などとは言われないでしょうし、
むしろ女性が相手だったりすれば特に、「力を入れてはいけません」「頑張ってはいけません」「倒れてあげてください」みたいに言われたりもあって、ただ倒れているに近い様な気がします。

私が個人指導で合気道を教えている女性は、鍛錬法を教えたりもしたため、恐らく北海道で合気道をやっている女性の中で一番大腰筋が太く、また札幌女性合気道で数年やっている女性も、
ベンチプレスなどの筋力は弱くても、一般男性より強い力を出せるような所があったり、他の合気道の道場で男性の腕を本気で持てば、多分何も出来ないでしょう。
札幌女性合気道歴1年ぐらいの人にしても、少しずつ腰が使えるようになって来て、最近の稽古では正座した状態から、
片腕を持って引っ張りっこするというのをやりましたが、一般男性の多くは腰を全く使っていなかったりもするため負けると思います。
そうしたようにある程度ガッチリ持たれたような状態から、相手を崩してしまうのが合気で、逆に女性のように軽いふにゃふにゃの力で持つとか、
何か危険そうなことがあれば直ぐに離すなど、元々持つ氣のない持ち方をされると、倒すなどは簡単でも合気はかけにくいです。
塩田剛三先生も、一本で持たれるより二本(両手)で持たれる方がやりやすいと言っています。
合気と言っても、一般的に言われている大東流合気柔術の技術的な合気と、合気道開祖の言う合気とは厳密には全く違うのですが、ある程度技術的な合気が出来なければならないし、
合気のない合気道では、開祖の合気道とは全く別物の合気道になってしまい、和の合気道というのも、合気があって和になるものです。